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「発想する会社!」や「イノベーションの達人」以来のIDEO本。
巷で、クリエイティブとか創造という言葉が使われすぎでやや辟易、
タイトル的に手に取るのをためらいかけたが、内容はとても腹落ちするものでした。 

一番共感できたのはバンデューラの「自己効力感」との共通性。
原題がクリエイティブ・コンフィデンス(創造力に対する自信) であるように
「 自分は周囲の世界を変えられる」と信じた方が、目標は実現できる。

クリエイティブ・創造性というと、自分も含め縁がないと尻込みしがち。

それを本書では「絵の上手下手が創造性のリトマス試験紙で絵を描く能力は
才能の有無と誤解、実際には練習と簡単な助言さえあれば絵を描く能力を身につけ、
磨くことはできる」と言及されていて、 抵抗感が和らぎます。

ま、本当に極めようとするとやはり才能の存在は大きいと思うけど、
よほどの芸術家を目指さない限り、言ってみれば創造的というより創造志向・創造好き
の自分にとっては励みになりました。 

セレンディピティにも言及されてて、フランスの化学者ルイ・パスツール曰く
「偶然は心構えのある者に味方する」

著者の指摘通り、ひらめきが訪れた瞬間にがっちりとつかみ取る心構えは養いたいものです。 

本著で紹介されてた「デジタル・ユルト」
モンゴルチックなテントをイメージ、落書きし放題の紙テーブルなど、効果的な演出!

デジタルユルト
 
最後にリーダーのあり方についても言及してます。

消耗型リーダーが厳しい管理体制を敷き、チームの創造力を十分に活かしきれない。
一方、増幅型リーダーは、やりがいのある目標を定め、従業員に自分でもできると
思っていなかったような劇的な成果を生み出させるリーダー。

リーダーは文化を押し付けることはできないが、育むことならできる。

ハードルは高いけど、目指してみたいと思います。