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11月30日(日)13時からLEAGUEで女川の「ゆめハウス」同窓会を開催しました。

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女川のおばあちゃんたちが、新鮮な食材とともに銀座にやってきました!

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いま力を入れている「女川のきぼう(イチジクの甘煮)」。
津波に流されなかった木から採れたイチジクが企画の原点。
来年に向けてドライイチジクも開発。

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乾杯は八木さんのお父さん!身体もすっかり回復し、元気なお姿に感動〜!

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八木さんらしく、挨拶も司会も全部やっちゃいます。しかもゆるめで(笑)

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今日の主旨はこれまで協力頂いた方々への感謝とともに、八木さんが縁で
集まった人達がつながって、より強固なバックアップ体制をつくること。
全員が誕生日順に自己紹介していきました。

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料理はどれも絶品!新鮮な食材+おふくろの味。満喫致しました。

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後半はこれまでの3年間を動画で振り返りました。
ゆめハウス建設のプロセス。延べ500人の学生のボランティアで建設

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おばあちゃん達が本当にいい表情でメッセージを!

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八神純子さんと。八木純子さんと一文字違いの運命か、
来年は熊本で一緒にチャリティーコンサートを開催、収入は全額寄付!

【UDSとのつながり】

主催者の八木純子さんは、女川の出身で元保育士、学習塾の経営をされてました。
震災を機に、がれきの中で佇むお母さんとこどもを見て、少しでも安心してほっとできる
よう絵本やおもちゃを集めては配る活動をスタート。

ちょうどその頃、私もUDSメンバーと一緒に石巻に絵本やおもちゃを車で運び
避難所をまわっていたのですが、高齢者も多くこどもの姿が見当たらなかったため
石巻市役所のこども支援課に預けに行きました。

その時、紹介されたのが八木さんでした。
ママサポーターズという名前でママとこどもの支援を始めており、
私たちとも意気投合させて頂きました。

八木さんが駐車場を借りて絵本やおもちゃ、衣料を配るイベントを開催されるタイミングで
石巻に行きお手伝いをしていました。

UDS杤尾さんは揖保の糸を製造している実家から素麺を調達し石巻のこどもたちと流しそうめん!
UDS辻本さんは八木さんの息子さんの中学のサッカーチームのユニフォームが流されてしまったため
サッカー用具一式をスポーツメーカーに勤務する友人から調達してプレゼント!
私の妻は光が丘公園から軽トラで出張プレイパーク!こどもたちと思い切り外遊びをしたり。

夏には八木さん一家で私の自宅に遊びに来て頂き焼肉したり。
子供の年代が同じこともあって何かと共感!

2011年7月頃からは、八木さんも一番大切なのは高齢者の生きがい作りと何よりも収入をつくる
ことということで、布草履を作り始められました。

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古Tシャツを色んな方々の協力で調達し、女川のおばあちゃんたちとリメイク。
かぎ針を使って一網ごと丁寧に作られている思いが伝わり、多くの協力者のネットワークで
販売されてました。

冬場に向けては同じ古Tシャツから三つ編みで1本のひもを作りコースターや鍋敷きに応用。
最近ではTシャツだけでなく、着物生地も再利用し、みんなで考えて箸入れやランチョンマットも
開発されてます。すごい企画力!

 2013年には男性陣の仕事場作りで畑仕事も始められました。
牡鹿半島地区は野生の鹿がたくさんいるため、鹿があまり食べない作物ということで
かつ高齢者の方々が収穫しやすいという理由で唐辛子とニンニクを作ってます。

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唐辛子は、今年、なんと今ではホテルレオパレス仙台と契約、定番化したそうです!
 
2013年2月には一般社団法人コミュニティスペースうみねこを設立。
2014年3月に地域の食材を活かしたカフェ、作業所としてゆめハウスを開設。
7人からのスタートも今は40人強。
http://onagawa-umineko.jp/wp/ 

来年に向けて、新商品「女川のきぼう(イチジクの甘煮)」の販路拡大、
さんまたい焼きのキッチンカーによる移動訪問、等々高齢者の仕事と生き甲斐を作る
企画が続々と。 

初めてお会いした頃から比べると、世間の注目度はヒートアップ。
ガイアの夜明けをはじめテレビや新聞での掲載多数。
講演は小学校から大学まで、10分から2時間までひっきりなしとか。

でも、一番変わらずすごいなと思うのは、とにかく女川や石巻の高齢者の方々が
どうすれば生き甲斐をもって、楽しく笑顔でいられるかから発想すること。

八木さんに高齢者マネジメントの秘訣を伺いました。

「失敗したり過去の経緯は一切触れない。未来のことだけ話す」

これって、言われてみればうなづくものの、自分の仕事に置き換えるととっても難しい事。
とても重要で難しい事を楽しそうに語る八木さんへのリスペクトが深まりました。

来年から私たちも本格的に仙台で復興のため起業しようとする方々のお手伝いをはじめる予定です。
でも、基本は八木さんのように、具体的にお手伝いしたい!と思える相手の存在ありきだな、と感じます。

やはり人に対しての支援であるべきで、1人の役に立てないようではその先はないと思います。

今日をもってLEAGUEがゆめハウス銀座店となったので、八木さん、女川との付き合いも
益々深めていきればありがたいです。

八木さんを縁に、50人近く集まった人達とも不思議なつながりになる予感。
こういう人のつながりが一番のエネルギーになることを改めて実感した6時間でした。

参加された皆様、ありがとうございました!