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最近、地方創生の名のもとに、かなりお金が動いているように感じます。
大いに期待したい反面、この種の話は10年周期できており気をつけたい。

興味深い事実その① 繰り返される地方創生

1988年:竹下内閣「ふるさと創生1億円事業」(3,200億円)
1999年:小渕内閣「地域振興券」@12,000円or20,000円
2008年:麻生内閣「ふるさと納税」(住民税1割以内を他地方へ)約135億円 
2015年:安倍内閣「地方創生」総額1兆円予算


2013年段階で自治体の移住支援策などを利用して地方に映った人は8,169人
この4年間で3倍だそうです。

ところが、東京への転入超過は2014年でまた10万人へとまだまだ増えている。
人口減少もさることながら、問題の本質のひとつが東京一極集中。

改めて東京への一極集中度合いが並んでいたが、データでみると
その集中ぶりがよくわかる。東京じゃなきゃだめなんでしょうか?

興味深い事実その② いまだ東京一極集中

・日本のGDPの2割
・株式売上高の約9割
・本社・本店・外国企業の5割
・情報サービス業売上の5割
・銀行貸出残高の4割
・商業販売高の3割
・国税収入の4割
・大学生の4割近くが東京で学ぶ
・日本にある約162万の企業の17%が東京に集中
・2番目の都市、大阪の7.5%と比べ2倍以上
・神奈川・埼玉・千葉を加えた東京圏で30%を超える
・売上高トップ100社のうち71社、上場企業の約50%が東京に本社

興味深い事実その③ 州になったらすべて世界の国の35番以内のランク

東京特別州(9位)南関東州(9位)東海州(10位)
ちなみに9位はスペイン、10位は韓国

九州(16位)北関東州(16位)関西州(16位)大阪特別州(16位)
ちなみに16位はオランダ、17位はスイス

東北州(19位)北陸信越州(20位)中国州(20位)
ちなみに19位はスウェーデン、20位は台湾

北海道(28位)
ちなみに28位はギリシャ、29位はフィンランド

四国州(34位)
ちなみに34位はアルゼンチン、35位はマレーシア

日本で最初に廃藩置州を唱えたのは松下幸之助さん、

なぜ北海道が北欧諸国のようになれないか?
→中央政府の規制にがんじがらめとなり、補助金、交付税に依存する
体質が強く、そうした制約から創意工夫によって自立する気概がないとか。

地方創生で各地方に予算がつき、独自のまちづくりや仕事・雇用が創出されていく
動きを期待する一方で、東京一極集中を回避すべく、各地方に権限を移譲していく
動きははたして誰主導で進められるのか?

民間レベルでは「働き方」「クラウド」「Iターン」などをキーワードに
肌感覚でも少しずつ東京から地方への分散の可能性は感じます。


人口減少時代の地方創生論
佐々木 信夫
PHP研究所
2015-03-14