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1学期はワークショップ中心でしたが2学期からは講座名でもある
「ベンチャー企業とイノベーション」に即して、未来を考えます。

具体的には2035年をターゲットに①世界②まち(新宿)③自分、は
どうなっているか、どんなことが起こり得るか、をみんなで考えます。

【ベンチャー企業って?】

高校生の中ではぼんやりとしていましたが、まず日本の会社数から。

2012年の会社法上の会社は約386万社。
そのうち大企業(製造業で資本金3億円もしくは従業員300人以上)が1.2万社
その中で上場企業は約3,500社、会社全体の約0.1%に満たない数。

つまり99.7%は中小企業。
新しい技術や創造的・革新的な経営を行う中小企業がベンチャー企業

それが定義だとして、ベンチャー企業が生き残り続けるために必要なことは?

高校生たちから出たのは「アイデア」「新しい価値」「人脈」

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最近のベンチャー事例として、日経に掲載されていたエアビーアンドビーを紹介。
高校生たちが社会人になるころはホテルがなくなってるかもしれませんね。。

もう一人、最近開業したRICOH Future Houseでプログラミング教室を主宰する
高校生起業家、宮島衣瑛さんの紹介も。
https://www.mlsvc.ricoh.co.jp/area/card/54/0eAPGg/M?S=mep0od0k

【イノベーションって?】

直訳すれば「革新」。
この場では、世の中を変えたり社会的に意義のある新しいモノ、サービス
や売り方、届け方としました。

古くはヤマト運輸の宅急便とか、音楽においてもレコード→CD(MD)→i tunesへ。
アマゾンやLINEも、ここ10年でのイノベーション。

高校生の1人は来年から大学で社会イノベーションを学ぶとか。
では、社会イノベーションってなんでしょう?

自分が愛用しているペンケースをつくっているマザーハウスを紹介したり、
カタリバやTABLE FOR TWO、育て上げネットなど社会課題を解決する
社会起業家の事例を共有。


途中、脱線して日経の株価欄をみながら株式のしくみを説明しました。
以前から言われていることではありますが、高校でもっと株式や経営の
話したらいいと思うんですけどね。。

別に株式投資をするまでのことはしないまでも、世の中のしくみとして
知っておくだけで、社会への関心、見方、出方は変わってくるはず。

知らないことには、アイデアも出ないと思うので、今後も、多少難解でも
世の中のこと、経済・経営のことについては伝えていこうと思います。

ベンチャー企業で働く、イノベーションを起こす、そのために真っ先に
共通して必要なことは未来のニーズを想像すること。
まずは次回から2035年の世の中の変化やニーズを高校生たちと探ります。