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なぜ99.9%の人は未来を見誤るのか?
原因は、人は今、目の前で起きていることからしか将来のことを
考えることができないからだと。点ではなく線で考えろと。

0.1%の人は「世界が変化するパターン」を認識する能力がある。
パターンを認識するにあたって最も重要な要素がテクノロジー。

ダーウィンの言葉になぞらえれば
「現代は変化に先回りした者のみが生き残ることができる時代」 

【社会がここ数十年で人口知能を軸に劇的に変化することは間違いない】

①電気がコンピュータを生み
②コンピュータがインターネットにより接続され
③インターネットが社会の隅々にまで浸透しIoTが進み
④発生した膨大なデータはAIに集約され
⑤自律的に判断するAIがデータを分析し判断を下すようになり
⑥あらゆる物体が知性を獲得する

【最後に行き着く先は宇宙、主体は国家ではなくIT企業】

IT企業が稼いできた厖大な利益は宇宙産業への投資に。
Googleの時価総額は40兆円、いわば形をかえたアメリカ。
日本の全IT企業の全時価総額をうわまってます。

Appleの2014年売上は22兆円で国家歳入と考えれば世界20位前後

宇宙とは地上から100キロ超えたあたりからを指すので
700キロ以上離れた衛星には国家も制空圏を主張できないため
各国家からの妨害を受けづらい。

イーロン・マスクはロケットの製造から打ち上げまで行う宇宙ベンチャー
「SpaceX」を設立。超小型衛星700機打ち上げ衛星インターネット構築
Googleも10億ドルを出資、10%の株式取得

Googleは2014年8月「Skybox Imaging社」を5億ドルで買収
人工衛星を通してインターネットを安価に提供、ネットにつながってない
50億人を一気につなげる「アウターネット」構想

ジェフ・ベゾスは「ブルーオリジン社」を設立、有人宇宙飛行を目指す
既に5億ドル以上投資

【 イノベーションは「必要性」からはじまる】

イスラエルの人口は800万人、なのにナスダック上場企業数はアメリカの次
ユダヤ人は世界人口の1%ながらノーベル賞受賞者の約20%

危機が日常、自分たちの国が存在することが当たり前でなかったため
イノベーションを起こす「Necessity(必要性)」が 切実

理不尽な差別、迫害されればすべて焼かれて文字も残らないため
次世代に伝えることはすべて暗記し、口伝で語り継ぐ知恵を培った。

また、歴史上、故郷として保証される土地を持てなかったため、
不動産に依存しない金融という業態を発展させてきた。

比較すると、日本でイノベーションが起きにくい理由がわかってくる。

【中国に先見の明】

EUがGoogleを独占的地位の乱用で正式提訴、60億ドルの制裁金もくろむ
日本は2014年6月に経済産業省がGoogleに対抗する企業育成、法規制

拡大し続けるGoogleに世界各国が手を打ちながら歯止めがきかない状況で
中国は遥か以前よりGoogle、Facebookなどを検閲、使用不可に。
今やインターネット産業で唯一アメリカと競争可能

AlibabaはナスダックでFacebookを超える市場最大のIPOに。

【Google20%ルールの真意】

勤務時間の20%は新規事業やイノベーションに費やすという20%ルール。
その真意は、創業者の意思決定が間違っていたとしても数万人の社員の
20%の時間を費やしたプロジェクトに正しい選択があれば企業は存続できる
という究極のリスクヘッジ対策。


未来に先回りする思考法
佐藤 航陽
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2015-08-27