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よくあるビジネス書と異なり、臨場感溢れる内容で
腹落ちレベルはかなり高かったです。理想論という
よりは現実的な体験、苦肉の策が多いため、国、
業種、規模の違いはあれど日々の経営にもとても
参考になりました。

01 人生は 苦闘だ(カール・マルクス)

苦闘とは
・あなたはなぜ辞めないのかと聞かれ、
 その答えがわからないこと
・社員があなたはウソをついていると思い、あなた
 も彼らがたぶん正しいと思うこと
・料理の味がわからなくなること
・自分自身がCEOであるべきだと思えないこと
・自分の能力を超えた状況だとわかっていながら、
 代わりが誰もいないこと
・全員があなたをろくでなしだと思っているのに
 誰もあなたをクビにしないこと
・自信喪失が自己嫌悪に変わること
・苦しい話ばかり聞こえて会話しても相手の声が
 聞こえないこと
・気晴らしのために休暇を取って前より落ち込んで
 しまうこと
・多くの人に囲まれていながら孤独なこと

02 必要なコミュニケーションの量は
  信頼のレベルに反比例


03 アンディ・グローブ 
  社員の生産性を改善する方法は2つ

  ①動機付け ②教育

04 採用でミスマッチを検出するための質問
Q.「入社後、最初の1ケ月に何をしますか」
A.勉強→✖ 
 新規プロジェクトを持ってくる→◯ 

Q.「新しい仕事はあなたの今の仕事と
  どう違いますか?」
A.過去の体験の大部分を応用できる→✖︎

Q.「なぜ小さい会社に入ろうと
  思いましたか?」
A.創造するため→◯

05 優秀なCEOは自分よりはるかに能力の高い人を
  雇用する

  自分ではやったことがない仕事をする人を
  雇用し管理する

06 経営的負債
 (一時しのぎの短期的経営判断が長期的災い)

・ひとつの役職に2人を据える
   (最終責任が曖昧に)
・引き抜かれそうなので不相応な報酬

07 CEOがある幹部に不満を抱いている情報は
  驚くほど速く

誇張されて社内に広まるもの

08 個人面談は情報とアイデアを
  流通させるため効果的

上司は聞き役、社員に90%以上話させる
「やり方を改善するとしたらどこをどうする?」
「組織で最大の問題は何だと思う?その理由は?」
「きみが私だとしたら、どんな改革をしたい?」
「製品で一番気に入らない点は?」
「チャンスを逃しているとしたらどんな点?」
「本来やってるべきなのにやってないのは?」
「この会社で働くのは楽しい?」

09 企業文化は後になってそう呼ばれるもの。
長期間にわたり大勢の社員の行動に
影響を与える点

10 組織づくりは実際に業務する社員が
最も効率よく働けるため、
管理職の都合は優先しない

11 CEOの最も困難なスキルは
  自分の心理のコントロール

12 側壁ではなくコースに意識を集中
(何を避けるかではなく、
   これから何をなすかに集中)

13 リーダー3つの資質
①ビジョンをいきいきと描写できる
②正しい野心、無私の精神
③ビジョンを現実化する能力

14 フィードバックの達人
①権威を持て
 (相手の感情を和らげず内容に強い自信)
②正しい動機(相手の成功を助けるため)
③個人攻撃をするな
④部下を同僚の前で笑いものにしない
⑤ひとつ覚えの型や自分の気分でもなく
 相手の性格で
⑥単刀直入であれ
⑦独白ではなく会話、
 部下が積極的に異を唱えるよう
⑧自分が間違えたときは認められる
 オープンさが必要

15 CEOはすべての
将来予測、製品計画、プレゼン、批評

に対して自分の意見を持たねばならない
&自分がどう考えているかを社内に周知

16 CEOを鍛え上げる基礎能力
「不自然さに耐える」

17 CEOはストーリーによって、
社員のあらゆる活動のバックボーンとなる
文脈を与えなければならない

18 ストーリーは
「なぜ」を説明できなければならない

社員一人ひとりの
「自分はなぜこの会社で働くことを望んだのか」

19 「苦闘を愛せ」
自分の独特の性格を愛せ、生い立ちを愛せ、
直感を愛せ、成功の鍵はそこ。 


HARD THINGS
ベン・ホロウィッツ
日経BP社
2015-04-17