10年以上、年2回行っているビジョンヒア
リングですが、
なじみのメンバーで日頃良く
接していたとしても、いざ聞いていくと
「は〜なるほどそんなこと考えていたのか」
「へ〜そういうことがあったんだ」とか、
全員確実に新鮮な気づきを与えてくれます。

逆に言えば、それだけ日頃わかっているつも
りでも、相手のことを理解できていない
もの
だと自戒の念も強まります。

このヒアリング、私としてはアクティブリス
ニングと位置づけてます。

コーチングやカウンセリングをはじめ、いろ
いろと聴くことを学んできましたが、
聞く
(=ヒアリング)だけでは、なかなか相手の
考えも深くは理解できず、
次の行動にもつな
がりません。

良く言われることですが、心で聴くほうの
「聴く(=リスニング)」ことを実践してい
きたいものです。

アクティブリスニングとは積極的傾聴と呼ば
れるもので、徹底的に相手の立場にたって、
相手の話したいことを積極的に聴き続き、相
手が次から次へと話したくなる手法です。

私自身、まだまだヒアリングの域は脱せず、
それだけに聴くことに対してとても可能性を
感じます。

社内だけではなく、私たちの仕事をしていく
上で最も大切な理念であるクライアントフォ
ーカスを
実現するために、まずはクライアン
トの考え方や言いたいことを、徹底的にアク
ティブリスニング
することが、全員共通の目
標になります。

企画や設計の仕事においてはクライントのニ
ーズを具現化することが本質であり、具現化
のためには
まずニーズをいかに聴き出せるか
がスタートになります。

ホテルにおいても、少ない機会、時間でいか
に効果的にゲストのニーズを聴き出せるかが
良いサービスのスタートです。

聴くことは、特に、ビジョンヒアリングのよ
うな手法を取らずとも、日常的にできること
です。

でも、日常的に意識してやらないと絶対に身
に付かない事です。

お互いに積極的に傾聴し合えることができれ
ば、相手の立場にたってリスペクトし合える
とてもいいチームになりますので、是非とも
「聴く力」を伸ばしていきましょう!

(2011/10/24_マネジメントだより_041)