先週、パタゴニア本社のマーケティングディ
レクターの方との会合に出席
してきました。

創業者イヴォン・シュイナードさんの右腕と
して20年来アメリカで活躍している方です。

パタゴニアは「社員をサーフィンに行かせよ
う」という書籍でも話題になりましたが、
経営の中軸に環境保護と誠実さをしっかりと
据えて、ブレることなく徹底して最高の商品
を創り続けています。

商品ではオーガニックコットンや再生可能な
素材の使用を徹底し、店舗・建物においても
よほどのことがないかぎり新築はしない、
古いものを活かすという考え方を貫いていま
す。

社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論
イヴォン シュイナード
東洋経済新報社
2007-03-01






毎年売上の1%を環境保護活動の寄付にあて
たり世間の注目も高く見学者が後を絶たない
そうです。

必ず最初に案内するのは給湯室で、社員から
の発案で当時使用していた紙コップをすべて
やめて、各自もらいものなどのマグカップを
持ち寄った、ということを今もベーシックに
おいてるとのことです。

本社の駐車場は、アメリカの場合大体、入口
に近い順に偉い人がとめられるようになって
るんですが、パタゴニアの場合は、ハイブリ
ッドでカーシェアリングしている人から順に
とめられるようになってるそうです。

また、日本を含め全社員を対象にマイカーを
購入する際、ハイブリッドにすると会社から
20万円の補助が出るとのこと。

もう一点はパタゴニアの女性比率で、70%
超えているとのこと。例外無く女性のほうが
優秀、ということもあるそうですが、やはり
託児施設の充実ぶりは目を見張ります。

それから、日常の面白いルールとして、社内
に間仕切りはいっさいつくらないこと、それ
から女性同士の無駄話はやめさせてはならな
い、というものがあるそうです。

女性にとっておしゃべりは不可欠で、その
ニーズを満たすととても良いアイデアや行動
につながるから、という経験値によるもの
そうです。

感じたのは、美学とプロセスがしっかり確立
されて日常すぐできるアクションに落とし込
まれていることです。

他にも山ほど具体策がありました。

理念を浸透させるために、すぐできることを
やるというお手本と痛感し、UDSでも「
ライアントフォーカス」や「チームアップ」
を筆頭に、大事にしたい考え方を浸透させる
べく、もっともっとアクションを増やさねば
と思いました。

イヴォンさんは74歳の今も、現役の登山家で
ありサーファー。

携帯やPC、テレビは持たず、情報源は年間
1,000冊の読書とか。

仕事と家族、遊びの区別をなくして、最高の
製品を創り続ける姿勢は純粋に憧れます。

是非、自分が理想とする仕事の美学や働き方
を先進的に実現している組織を見つけ具体的
なイメージをつくり共有していきましょう。

パタゴニアもそうであるように、やはり美学
や理想を実現させるためには、正当に利益を
確保しなければなりません。

そうでなければハイブリッドの補助も環境保
護への寄付もできません。

パタゴニアも、登山用具のアンカーなどから
はじめ創業期は相当苦しかったと聞きます。

改めて、厳しい環境を乗り越えて、チーム
アップで今期の経常利益を達成せねばと
思い強まった次第です。



(2012/02/27_マネジメントだより_062)