今年で3年目となる都立日野台高校のキャリア教育。
FUTURE THINKINGをテーマに、1回2時間×4週に
わたりUDSと高校生で未来を考える授業です。
今年から、高校生の保護者の参加も可能となり、
高校生19名と保護者4名がフラットに、自由に
議論へ加わります。
保護者といっても、出席している高校生とは関係の
ない社会人のため、すごく開かれた感じでよかった
です。
1時間目は、私自身とUDSの自己紹介。
しくじり先生的な経営失敗談から、最近のまちづく
り、ホテル、海外の事例を多めにご紹介しました。
基本は高校生同士が対話をしながら正解のない課題
を考えることにしていますが、まずはインプット。
『現実直視』をテーマに、人口減少・少子化・高齢
化、地方消滅、年金、社会負担、GDPなど、ある種
悲惨なデータを惜しげも無く提供し、現実の問題を
共有。
高校生たちには、絶えずポストイットや模造紙を
使い「アナログ・ツイッター」と勝手に名付けた
方法で話を聞いて感じたこと、思ったことを
落書き、つぶやき風につづってもらってます。
2時間目は、そんな厳しい現実を踏まえながら2つの
光明を紹介。
1つはイノベーション
インターネットができた1996年からはじまり、
Google、amazon、Facebookからiphone、
instagram、LINEまで、最近出てきた
イノベーションは、ほぼここ20年の出来事。
日本においても、経済・社会が縮小傾向にあって
も、イノベーションを起こせば、生き残りの
チャンスがあることを共有しました。
2つめはインバウンド。
ここ10年の伸び、2011年から昨年は約4倍の
約2,400万人。
世界一のフランスの人口対訪仏外国人比や、
韓国・台湾と比べた中国人の人口対訪日中国人比率
からまだまだ訪日外国人が増やせるポテンシャルを
紹介しました。
今日のワークショップは、高山市をテーマに。
人口9万人ながら、約46万人の外国人宿泊者数を
誇る高山市。
滋賀県全体の宿泊者数に迫ります。
なぜ高山市には、こんなに外国人が来ることに
なったのか?
全員で10案考えました。
出てこなかった意見に補足したのは、市長の積極的
なメディア対応やトップセールス、職員のJNTO
などへの派遣、民間提携など。
インバウンド・マーケティングの可能性について、
少し考えが及んだかなと思います。
次回は2035年の世界がどうなると言われているか?
AIやロボット以外にも起こりそうなことを概観しな
がら自分たちへの影響や仕事のチャンスについて
考えていきます。
毎年、出てくる落書き画伯 笑。
上越水族館の仕事で関わっているマゼランペンギン
の話をしたらとんでもなくリアルなペンギンが。。
「そうだ、現地に行こう!!」
記憶に残してもらって嬉しいです。
もみあげもほめてもらいました 笑。
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