今日からオランダに行き、イエナプラン教育の研修を受けてきます。

きっかけはLEAGUEでした。

「未来のビジネスフレンドとつながる」をテーマにしたときに、
新しいモデルはないものかと探していました。

全然、別の問題意識でたまたま「子どもの幸福度世界一」というコピーに目がいき
紺野登先生の「幸せな小国オランダの智慧」を読んでた時、
オランダのSeats2meet(S2M)の存在を知りました。

すぐさま飛び込みアポをとってオランダ出張に行ったのが昨年の11月でした。

S2MのCEOロナルドとは初対面ながら意気投合し、会ったその日に事業提携を
決めました。

一番、印象的だったのは他のコワーキングスペースと違って、S2Mは楽しく
賑やかな雰囲気でした。

利用者はほとんどがノマドワーカーで、基本は個人のはずなんですが、
皆コーヒーを飲みながらフレンドリーに談笑しているところに共感しました。


S2Mのワーキンスペースの様子
フレンドリーな同僚みたいな雰囲気

右から2人目がCEOロナルドさん

同じ出張時に、もうお1人、飛び込みアポに応じて下さったのが教育研究家の
リヒテルズ直子さんでした。

以前、私の妻がリヒテルズさん帰国時の講演を受講、本を数冊渡されて読んだところ、
とても共感し、すぐさまメールしてアポのお願いをした次第でした。

オランダの教育なんて恥ずかしいぐらいに無知で伺ったのですが、リヒテルズさんが優しく、
でも熱く教えて下さったお陰で、3時間ほど聞き込むことができ興奮して帰ってきました。

リヒテルズ直子さん@デン・ハーグ

その後、LEAGUEを開業させたのですが、この頃からうっすらと疑問を感じてました。

オランダの働き方は先進的ですし、当然にコワーキングスペースも魅力的なところが多い。
S2Mも予約をする時事前にナレッジを登録しておけばソーシャルキャピタルを提供したと
みなされEUROは払わない、等面白い仕組みです。日本でも受け容れられるはず。

疑問を感じたのは、オランダのノマドワーカー個々人と日本のワーカー個々人の違いです。

恐らく、働き方や場を提案していっても、根本的に自立心や個性尊重、対話力がなければ
成立しないのではないか、要は働く前からの教育が連動しているからオランダは
うまくいってるんではないかと思うに至りました。

リヒテルズさんから教えてもらったオランダの教育、特にイエナプランはまさに自立や個性、
対話を4歳から推奨していく。ここを抜きにしては、新しい働き方や場は実現できないな〜と。

別れ際に、LEAGUE開業後、リヒテルズさんが帰国する際には大人向けのワークショップを
やって下さいとお願いしました。

4月に入り、お願いが実現し、LEAGUEでオランダのシチズンシップについての
ワークショップを開催できました。

とても盛り上がった会になり、日本のビジネスマンたちにもオランダやイエナプランに
関するニーズがあるんだなと感じました。

リヒテルズ直子さんのワークショップ
@LEAGUE

追っかけのように、違う場所で開催されたワークショップにも参加、リヒテルズさんと
お話していく過程でもっと知りたい、実際に見てみたい!という想いも強まり、
8月に先生の方々向けのイエナプラン教育の研修と小学校視察があることを聞いて申込み、
今日から行ってくる次第です。

リヒテルズ直子さんの著書たち
まだまだ多数の文献あり


LEAGUEを媒体のひとつとして、日本にもっと新しい働き方と働く場の選択肢が増えて、
老若男女、都会でも地方でも楽しく働けるようになることを目指したいと思っています。

同時進行で、教育はもっともっと社会や仕事との距離を狭め、個性や自立が尊重されて
いくといいなと思ってます。そんな想いもあってLEAGUEでは高校生や若年層を
積極的に支援しています。

自分はあくまでもビジネスマンの立場から、仕事や働き方と教育をつないでいきたいと思います。