建築家アレグザンダーによって始められたパターン・ランゲージを組織変革へ
活用、新しいアイデアを組織に広め、組織を改革するやり方をパターン形式で
表現したもの。
お世話になっている慶応SFCの井庭先生も寄稿
「パターンランゲージは、物事がうまく進んだいきいきとした状態を
実現するための秘訣を言語化したもの。
本書は建築分野で考案され、ソフトウェア開発に応用、近年、「人間行為」の秘訣に用いられる
「第3世代 Pattern Language 3.0」の象徴的存在。
組織に新しいアイデアを導入するときの秘訣が、
ある「状況」でよく生じる「問題」をどのように「解決」すればよいのかが記述
この記述を読めば現場での「問題発見」と「問題解決」の支援になると。
日々の実務で組織や地域を対象にしていると、「共通言語」の重要性を痛感します。
抽象的で机上の空論、言葉遊びとも揶揄されがちですが、
たかが言語、されど言語だなと。
チームでミーティングをしていて、皆の腹におちる言語が見つかれば動くし、
見つからないと再現性がないため動けないということは日々感じます。
本書にもある通り、パターンとコミュニティの関係は切り離せないもの。
著者のリンダさんは、パターンを伝道しながら同時に、コミュニティをつくる=仲間づくり
の活動をしてきたそうです。
今年は、このパターンランゲージを今風に活用してまちづくりやリアルな地域活性
ツールにしていくことへチャレンジしたいと思います!
ちなみに48パターンで個人的なお気に入りは5つ。早速、アクションしてみよう。
Do Food(何か食べながら)〜食べ物はただのミーティングをイベントに変える〜
Just Do It(やってみる) 〜新しいアイデアを実際に実行しながら学ぶ〜
Just Say Thanks(感謝を伝える) 〜協力してくれたすべての人にありがとうと言う〜
Just Enough(ちょうど十分) 〜教えられる側の困惑、圧倒を回避する〜
Fear Less(恐れは無用) 〜抵抗勢力に助けを求める〜
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